こんにちは、まゆです。NISAの積立設定を見直そうとして、ふと手が止まりました。「今年、あといくら枠が残っているんだっけ?」と思ったのです。
証券会社の画面を開いても、評価額やら取得価額やら数字がたくさん並んでいて、どれが「枠の残り」なのか、最初はさっぱりわかりませんでした。
今回は、NISAの枠の残りを確認する方法と、数え方のクセを整理します。画面の名称は金融機関で違うので、最終確認は各社の案内で行ってください。
NISAの枠は「2種類」ある
まず押さえたいのは、枠が年間と生涯の2種類あることです。年間の投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合わせて最大360万円です。

生涯の非課税保有限度額は1,800万円で、そのうち成長投資枠で使えるのは1,200万円までです(金融庁の制度案内・2026年10月時点)。
| 種類 | 上限 | ポイント |
|---|---|---|
| つみたて投資枠(年間) | 120万円 | 積立向け。対象商品は限定 |
| 成長投資枠(年間) | 240万円 | 株式や投資信託など幅広い |
| 生涯の非課税保有限度額 | 1,800万円 | 成長投資枠は1,200万円まで |
年間枠は1月から12月までの区切りで、使い切れなかった分を翌年に繰り越すことはできません。この点は、私も最初に誤解していたところです。
枠は「時価」ではなく「取得価額」で数える
ここが一番つまずきやすい点でした。生涯の枠は、今の評価額ではなく、買ったときの金額(簿価)で消費されます。
たとえば300万円で買った商品が値上がりして400万円になっても、使っている枠は300万円のままです。逆に値下がりしても、枠は減りません。
「評価額が増えたから枠が足りなくなった」と心配する必要はないわけです。ただし、値下がりした分だけ枠が空くわけでもない点は、頭に入れておきましょう。
残りの枠を確認する場所
確認の場所は、金融機関によって呼び名が違います。「NISA枠の残り」「非課税保有限度額」「NISA投資可能額」などの表示を探すのが近道です。
- 証券会社・銀行のNISA管理画面(マイページ)
- 取引報告書や年間報告書
- NISA取引口座の案内ページ
私は、年の初めに残り枠を画面で確認し、スクリーンショットを残すようにしています。年の途中で積立額を変えるとき、見返せて便利です。
複数の金融機関を使っていると、一覧で見られないことがあります。NISA口座は1人1つの金融機関でしか開けないため、基本は1か所の確認で足ります。
私が枠の数え方で勘違いしていたこと
正直に言うと、私は最初、「値上がりした分だけ枠を食う」と思い込んでいました。評価額が増えるたびに、枠が減っていくイメージです。
でも、簿価で数えるとわかってからは、気持ちがぐっと軽くなりました。値動きと枠の管理は、別の話だったのです。
| よくある勘違い | 実際の考え方 |
|---|---|
| 値上がりしたら枠が減る | 枠は買ったときの金額(簿価)で数える |
| 年間枠は翌年に繰り越せる | 繰り越しはできない |
| 売った年に枠が戻る | 再利用できるのは翌年以降 |
勘違いに気づいたのは、積立額を決める家計の見直しのときでした。数字の意味を正しく知っておくと、計画も立てやすくなります。
迷ったときは、金融機関のコールセンターに「枠の数え方」を聞いてみるのも手です。聞いてしまえば、数分で解決します。
売却すると、枠はいつ戻る?
売却した分の簿価相当の枠は、翌年以降に再利用できます。売った年のうちは戻らないので、年内にもう一度買いたくても、年間枠の残りの範囲に限られます。
この再利用の仕組みは、別の記事で詳しくまとめています。
NISAで売却したら非課税枠はいつ復活する?枠の再利用の仕組みもあわせて読んでみてください。
よくある疑問
Q:評価額が増えると、生涯枠は減りますか?
A:減りません。生涯の枠は取得価額(簿価)で管理されるため、値上がり・値下がりでは増減しません。
Q:年間枠を使い切れなかったら、翌年に回せますか?
A:回せません。年間枠は、その年に使わなかった分が消えます。無理に使い切ろうとせず、家計に合う範囲で続けるのがおすすめです。
Q:残り枠がわからないときは、どうすればいいですか?
A:利用している金融機関のマイページやコールセンターで確認できます。名称が違うことも多いので、「NISAの非課税保有限度額の残り」と伝えると伝わりやすいです。
まとめ
NISAの枠は、年間(つみたて120万円・成長240万円)と生涯1,800万円の2種類で、どちらも取得価額で数えます。
確認する場所は金融機関ごとに名前が違うので、「枠の残り」「非課税保有限度額」などの表示を探しましょう。
投資には元本割れのリスクがあります。枠を使い切ることを目標にせず、家計に合う金額で続けることを大切にしたいですね。
あわせて読みたい記事もまとめておきます。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買や投資判断を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任において行ってください。