こんにちは、ヒロです。
営業資料のグラフ作り、毎回地味に時間がかかっていませんか。私は表計算ソフトでグラフを作ってから、色や軸ラベルを手作業で直すのに、1枚30分近くかけていました。
結論から言うと、グラフ作成は「データの整形」と「見せ方の相談」をAIに任せると一気に楽になります。私はAIに相談しながら作るようになって、1枚あたりの時間が10分ほどに減りました。
この記事では、営業職の私が実際にAIでグラフ・データ資料を作った手順と、やってしまった失敗談を紹介します。数字を扱う仕事をしている方なら、きっと共感してもらえるはずです。
AIでグラフを作るなら知っておきたいツールの使い分け
グラフ作成にAIを使う方法は、大きく3つあります。私が試した感触を表にまとめました。
| 方法 | できること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ChatGPTなどのAIチャット | データを貼り付けて、グラフの種類や見せ方を相談。ファイルを渡すとグラフを描いてくれることも | どのグラフにするか迷うとき |
| ExcelのAI機能(Copilot) | 表のデータからグラフ作成や分析を手伝ってもらう | 社内のExcel資料をそのまま使うとき |
| GoogleスプレッドシートのAI機能(Gemini) | シート上のデータの整理やグラフ化を手伝ってもらう | チームでシートを共有しているとき |
※使える機能は契約プランや提供状況によって変わります(2026年10月時点の私の確認)。
私がよく使うのは、AIチャットで「どう見せるか」を決めてから、Excelで清書する流れです。いきなり作るより、遠回りに見えて結局速いんですよね。
数字は合っていても「伝わるグラフ」になっていなかった
以前の私は、データさえ正しければグラフは何でもいいと思っていました。ところが上司から「このグラフ、何を伝えたいのかわからない」と言われてしまったんです。
棒グラフにするか折れ線にするか。軸の単位をどう見せるか。実は迷うポイントがたくさんあります。特に私は、複数の指標を1枚のグラフに詰め込みたくなる癖がありました。
AIに「このデータで伝えたいのは前年比の伸び率です。どんなグラフが適していますか」と聞くと、グラフの種類だけでなく、強調すべき箇所まで一緒に考えてくれます。理由まで説明してくれるので、次からは自分で判断できるようになってきました。
AIでグラフ作成する手順【営業資料の例】
ここからは、実際の資料作成での使い方を手順ごとに紹介します。
手順1:データの整形をAIに相談する
営業実績のデータをAIに見せて「グラフにする前に整形すべき点はあるか」と聞くと、重複や表記ゆれ、抜けている月を指摘してくれました。
月ごとの単位がバラバラだったことにも気づかせてもらえて、ひやりとしました。そのまま作っていたら、誤解を招くグラフになっていたと思います。
手順2:目的に合ったグラフの種類を提案してもらう
「新規顧客と既存顧客の内訳を1枚で見せたい」と伝えると、積み上げ棒グラフが向いているという提案と、色分けの考え方まで教えてもらえました。
| 伝えたいこと | 向いているグラフ |
|---|---|
| 時間による変化(売上推移など) | 折れ線グラフ |
| 項目どうしの比較(担当別の件数など) | 棒グラフ |
| 内訳の割合(顧客の構成比など) | 円グラフ・積み上げ棒グラフ |
| 2つの数値の関係(訪問数と受注数など) | 散布図 |
手順3:過去の資料と並べて比較できる形にする
慣れてくると、過去の資料と並べて見せたい場面も出てきます。「昨年同時期と並べて比較しやすくしたい」と伝えると、軸の取り方やスケールを揃えるところまで提案してくれました。
以前は過去資料を開いて手作業で数字を突き合わせていたので、この手間がなくなったのは大きな変化です。
失敗談:情報を詰め込みすぎた資料
最初の頃は「あれもこれも伝えたい」と欲張って、1枚のグラフに指標を4つも詰め込んでしまいました。結果は、誰にも伝わらない資料。会議で説明に5分もかかってしまったんです。
AIに「この資料、情報が多すぎないか」と正直に聞いたところ、伝えたい結論を1つに絞ることを提案されました。それ以来、「1グラフ1メッセージ」を徹底しています。上司からの指摘も明らかに減りました。
グラフ作成でAIに伝えると精度が上がる指示文例
AIへの頼み方で、出てくる提案の質はかなり変わります。私がよく使う指示文を紹介します。
- このデータで「前年比の伸び」を伝えたい。最適なグラフの種類と理由を教えて
- 役員会議用のグラフにしたい。強調すべき数字と色の使い方を提案して
- グラフにする前に、このデータで整形すべき点(表記ゆれ・欠損)を指摘して
指示の書き方のコツは、伝わるAIプロンプトの書き方を営業で試した話にもまとめています。
グラフ作成をAIでするときの注意点
AIが出してくれるのはあくまで「型」です。最終的に自社のデータをどう見せるかは、自分で判断する必要があります。
- 社外秘の数字をそのまま入力しない(会社のルールを確認する)
- グラフの数値が元データと合っているか、最後に必ず自分の目で確認する
- AIが計算した集計値は、念のため表計算ソフトで検算する
丸投げにせず、たたき台として使う。これがちょうどいい距離感だと感じています。
グラフ作成とAIに関するよくある質問
Q. 無料のAIでもグラフは作れますか?
グラフの種類選びや見せ方の相談なら、無料のAIチャットでも十分役立ちます。ファイルを読み込ませてグラフを描かせる機能は、プランによって使える範囲が違うので確認してみてください。
Q. AIが作ったグラフをそのまま資料に使っても大丈夫ですか?
数値が元データと一致しているかは必ず確認しましょう。私は一度、AIが集計した合計値がずれていたことがあり、それ以来、検算を欠かさないようにしています。
Q. どんなグラフにすればいいか迷ったら?
「誰に、何を伝えたいか」をAIに伝えて提案してもらうのがおすすめです。目的がはっきりすると、グラフの種類は自然と決まってきます。
まとめ:グラフ作成は「見せ方の相談」からAIに任せる
AIでグラフを作るようになってから、資料作成の時間が減っただけでなく、「なぜこの見せ方が良いのか」を自分の言葉で説明できるようになりました。これが一番の収穫です。
まずは手元のデータで「伝えたいことは〇〇です。どんなグラフがいいですか」とAIに聞いてみてください。資料まわりをもっと効率化したい方は、NotebookLMで資料そのものを整理する方法もあわせてどうぞ。