こんにちは、まゆです。投資信託の名前の最後に、「FOF」や「ファンド・オブ・ファンズ」と書かれているものを見かけたことはありますか。
私は、最初に見たとき、「ファンドのファンド?何のこと?」と固まりました。
調べてみると、仕組みを知っておかないと、コストを見落としやすい商品だと分かりました。今回は、その仕組みと確認のポイントを整理します。特定の商品をすすめるものではありません。
ファンド・オブ・ファンズの仕組み
ファンド・オブ・ファンズ(FOF)は、投資家のお金を、株式や債券などに直接投資するのではなく、複数の投資信託に投資する形のファンドです。

「投資信託を買う投資信託」とイメージすると、分かりやすいと思います。
運用する会社が、自社の複数のファンドを組み合わせたり、他社のファンドを選んだりして、分散をはかります。
買う側にとってのメリット
1本買うだけで、複数のファンドに分散して投資できる点が、メリットの一つです。
資産の比率の調整(リバランス)を、運用する会社が行ってくれる商品もあります。
先ほどのバランスファンドにも、FOFの形で作られているものがあります。
一番の注意点は、コストが二重にかかること
FOFでは、買った投資信託(親ファンド)の信託報酬に加えて、中で投資している投資信託(子ファンド)の信託報酬もかかる場合があります。
| コスト | 内容 |
|---|---|
| 親ファンドの信託報酬 | FOFそのものを運用する費用 |
| 子ファンドの信託報酬 | 中で投資している、それぞれのファンドの費用 |
| 実質的な負担 | 両方を合計した、実際にかかる費用の目安 |
目論見書や運用報告書には、「実質的な負担」として、合計の費用が書かれていることがあります。必ず、この数字を見てください。
目論見書で確認したい3つのこと
1つ目は、投資先のファンドの一覧と、その比率です。
2つ目は、親ファンドと子ファンドを合わせた、実質的な信託報酬です。
3つ目は、運用方針です。投資先を入れ替える頻度や、基準があるかも確認しておきます。
目論見書は、証券会社の商品ページから見られることが多いです。最初は長くて読みにくいので、私は、まず「費用」の欄から見るようにしています。
ほかのコストの見方も知っておく
コストには、信託報酬のほかに、購入時の手数料や、解約時の信託財産留保額などがあります。
購入時の手数料は投資信託の販売手数料とは?ノーロードの意味、解約時のコストは信託財産留保額とは?で紹介しています。
商品ごとに違うので、買う前に、ひとつずつ確認するようにしています。
具体的な数字で考えてみる
仮の数字で考えてみます。親ファンドの信託報酬が年0.3%、中で投資している子ファンドの信託報酬が平均で年0.2%だとします。
この場合、合計の負担は、年0.5%の目安になります。これは計算の練習用の、仮の数字です。実際の商品では、目論見書の数字を見てください。
100万円を持っていると、年0.5%なら、1年で5,000円ほどの費用がかかる計算です。長く持つほど、小さな差が積み重なります。
だからこそ、買う前に、実質的な負担を確認しておくことが大切だと、私は考えています。
私の見方
私は、FOFを買うときには、「自分で複数の投資信託を組み合わせた場合と比べて、実質的なコストはどうか」を考えるようにしています。
手間を減らせるなら、多少コストが高くても納得できる、という考え方もあります。反対に、コストを抑えたい場合は、自分で組み合わせる方法もあります。
どちらが良いかは、人によって違います。判断はご自身で行ってください。
よくある疑問
Q:ファンド・オブ・ファンズは、リスクが低いのですか?
A:一概には言えません。複数のファンドに分散していても、価格が下がり、元本割れする可能性はあります。
Q:実質的なコストは、どこで確認できますか?
A:目論見書や、運用報告書で確認できます。「実質的な負担」などの項目を見てください。
Q:FOFと普通の投資信託は、見分けられますか?
A:商品名に「FOF」や「ファンド・オブ・ファンズ」と書かれていることが多いです。目論見書でも確認できます。
Q:FOFの信託報酬は、必ず高くなりますか?
A:必ずとは言えません。商品によって違います。目論見書の「実質的な負担」で、合計額を確認すると安心です。
まとめ
ファンド・オブ・ファンズは、複数の投資信託に投資する投資信託です。
手間が少ない一方、コストが二重にかかる場合があるため、実質的な負担を確認することが大切です。
元本割れのリスクはあります。目論見書を読み、ご自身の判断で選んでください。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買や投資判断を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任において行ってください。