こんにちは、まゆです。株の勉強を始めたころ、「インカム」「キャピタル」というカタカナに、頭がくらくらしました。
でも、中身はシンプルでした。株で得られる利益には、大きく分けて2つの種類がある、というだけの話です。
今回は、その2つの違いと税金、NISAでの扱いまでを、表を交えて整理します。どちらが得か、という話ではなく、仕組みを知ることが目的です。
2つの利益の違い
インカムゲインは、持っているだけで定期的に受け取れる収入のことです。株なら配当金が代表例で、株主優待を含めて考える人もいます。

キャピタルゲインは、買ったときより高く売れたときの差益(売却益)のことです。値上がり益、とも呼ばれます。
| インカムゲイン | キャピタルゲイン | |
|---|---|---|
| 意味 | 保有中に受け取る収入 | 売却したときの差益 |
| 株の例 | 配当金など | 買値より高く売った差額 |
| 特徴 | 保有している間、受け取れる可能性 | 売るタイミングで確定する |
| 注意点 | 減配・無配になることもある | 売却損(キャピタルロス)もある |
どちらも、会社の業績や市場の状況で変わります。確実に得られるものではありません。
インカムゲインの代表例:配当金
配当金は、会社が利益の一部を株主に分ける仕組みです。ただし、配当を出すかどうか、いくらにするかは、会社が決めます。
業績が悪くなると、配当が減ったり、なくなったりすることもあります。過去に配当があったからといって、これからも続く保証はありません。
配当の基本は、配当金の受け取り方と使い道の考え方にまとめています。
キャピタルゲインの特徴:売って初めて確定する
値上がり益は、売却して初めて確定します。株価が上がっていても、売っていなければ「含み益」で、その後に下がれば、なくなってしまうこともあります。
反対に、買値より下がって売れば、売却損になります。株式投資は、元本割れの可能性があることを、いつも頭の片隅に置いておきたいところです。
私は、値動きが気になって仕事中も画面を見てしまった時期があり、「売って確定させたい気持ち」と「もう少し持っていたい気持ち」で揺れました。この心の揺れこそ、キャピタルゲインの難しさだと思います。
それぞれにかかる税金とNISAの扱い
| 通常の口座(特定口座など) | NISA口座 | |
|---|---|---|
| 配当金・分配金 | 約20%(20.315%)の税金 | 非課税(金融機関や受取方法で条件あり) |
| 売却益 | 約20%(20.315%)の税金 | 非課税 |
| 売却損 | 他の利益と損益通算できる場合あり | 他の口座の利益と損益通算できない |
NISAは非課税のメリットがある一方、売却損を他の口座の利益と相殺できません。この点は、NISAと特定口座の損益通算ができない理由に書きました。
配当金の受け取り方によってはNISAの非課税が使えない場合があるので、配当金の受け取り方式とNISAの関係も確認してみてください。
数字の例で見る、2つの利益
仮の例で、2つの利益を並べてみます。税金は考えない、単純な計算です。
| 項目 | 仮の例 |
|---|---|
| 買った株価(1株) | 1,000円 |
| 1年間にもらった配当(1株あたり) | 30円(インカムゲイン) |
| 1年後に売った株価(1株) | 1,100円 |
| 売却益(1株あたり) | 100円(キャピタルゲイン) |
| 合計 | 130円 |
逆に、株価が900円に下がっていたら、売却損は100円。配当30円を足しても、トータルでは70円のマイナスです。
配当があっても、株価の下落で損になることがある。この感覚は、数字で見るとよくわかります。
自分はどちらを重視するか、考えてみる
株を選ぶとき、「配当をもらいたい」のか「値上がりを狙いたい」のかで、見るポイントが変わります。
- 配当を重視:配当利回り、配当性向、業績の安定感
- 値上がりを重視:成長性、事業の将来、株価の水準
- 両方を見る:一方に偏りすぎないバランス
どちらを選んでも、特定の銘柄が有利とは言い切れません。自分の目的と、許せる値動きの大きさから考えてみてください。
よくある疑問
Q:配当と株主優待は、どちらがインカムゲインですか?
A:どちらもインカムゲインとして考えることが多いです。ただし優待は、税金の扱いなどが配当と異なる場合があります。
Q:インカムゲインだけを狙えば、損をしませんか?
A:いいえ。株価が下がれば元本割れになりますし、配当が減る可能性もあります。リスクがなくなるわけではありません。
Q:投資信託にもインカムゲインはありますか?
A:あります。分配金が近いものですが、分配金の一部が元本の払い戻しにあたる場合もあるので、仕組みの確認が必要です。
まとめ
インカムゲインは保有中に受け取る収入、キャピタルゲインは売却時の差益です。税金は、通常の口座では約20%、NISA口座では非課税になります。
どちらも確実に得られるわけではありません。自分の目的に合わせて、仕組みを理解したうえで、無理のない範囲で検討してみてください。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買や投資判断を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任において行ってください。