こんにちは、ヒロです。
結論から言うと、英語が聞き取れない最大の原因は「音声変化」を知らないことです。単語は知っている、文法もわかる、なのに聞き取れない——そのギャップは音声変化が原因です。
なぜ知っている単語でも聞き取れないのか
日本人は英語を「単語ひとつひとつをはっきり発音するもの」として学びます。でもネイティブは単語と単語をつなげて、省略して、弱めて話します。教科書の英語と実際の会話英語は、音が全然違います。
知っておくべき3つの音声変化

| 音声変化 | 内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| ①連結(リンキング) | 語尾の子音と次の母音がつながる | get out→ゲラウト、take it→テイキット |
| ②脱落(リダクション) | t・dの音が消える | want to→ワナ、going to→ゴナ |
| ③弱化(ウィークフォーム) | 機能語が弱く短くなる | can→クンに近い音 |
①連結(リンキング)
単語の語尾の子音と次の単語の母音がつながります。「get out」→「ゲラウト」、「take it」→「テイキット」のように聞こえます。
②脱落(リダクション)
「t」や「d」の音が消えます。「want to」→「ワナ」、「going to」→「ゴナ」がその代表例です。
③弱化(ウィークフォーム)
機能語(and・the・of・for・canなど)は弱く短く発音されます。「can」は「クン」に近い音になり、「can't」との区別が難しくなります。
④同化(アシミレーション)も知っておくと一気に楽になる
3つに加えて、自分が特に役立ったのが「同化」です。隣り合う音同士が影響し合って別の音に変わる現象で、「don't you」が「ドンチュー」に聞こえるのが代表例です。
海外赴任中、取引先から「Could you~」と言われるたびに「クジュー」に近く聞こえて戸惑っていましたが、同化という現象を知ってから、パターンとして身構えられるようになりました。
AIを使った練習法
ChatGPTに「以下の文の音声変化を解説して」と入力すると、どこがどう変化するかを教えてくれます。YouTubeで英語の動画を見るとき、字幕と実際の音を比べながら「あ、ここが連結している」と意識するだけで、リスニング力は格段に上がります。
自分は通勤中に聞いているポッドキャストの一文を書き出し、ChatGPTに音声変化のパターンを解説してもらう、というやり方を週2〜3回続けています。
実際に意識してみた感想

音声変化を意識して練習するようになってから、ニュース番組の英語も以前より聞き取れるようになりました。音声変化のパターンを学ぶことは、リスニングだけでなく自分のスピーキングの自然さにもつながっています。
一度理解しても、継続して練習しなければ忘れてしまうため、日常的に音声変化を意識する習慣が大切です。単語学習だけでなく、音の変化パターンも合わせて学ぶことをおすすめします。
よくある質問
リエゾンとは何?
単語の音がつながって発音される現象のことです。フランス語の用語ですが、英語の連結(リンキング)とほぼ同じ意味で使われます。
練習方法は?
ネイティブの音声をシャドーイングするのが効果的です。スクリプト付きの教材で、音声変化が起きている箇所に印をつけながら練習すると定着しやすくなります。
音声変化は方言やアクセントによって違う?
基本的なパターンは共通していますが、アメリカ英語とイギリス英語では脱落・弱化の度合いが異なることがあります。まずはよく聞く方のアクセントに絞って慣れるのがおすすめです。
どのくらいの期間で効果を感じられる?
自分の場合は、意識し始めてから1ヶ月ほどで「あ、今のは連結だ」と気づけるようになりました。最初は聞き取れた瞬間が少なくても、気づく回数が増えていくこと自体が上達のサインです。
まとめ
英語のリスニングは「耳が悪い」のではなく「音のルールを知らない」だけです。連結・脱落・弱化・同化の4つを意識するだけで、今まで聞き取れなかった英語が突然聞こえてくる瞬間があります。
いきなり全部を完璧にマスターしようとせず、まずは連結(リンキング)の1つだけでも意識してみてください。そこから少しずつ聞こえる範囲が広がっていくはずです。