こんにちは、まゆです。不動産クラウドファンディングを調べ始めたとき、「1万円から」という手軽さに惹かれました。
ただ、ひとつの案件に全部を入れるのは、さすがに怖いと感じたのです。そこで、分散の考え方を調べてみました。
分散すれば損をしない、という話ではありません。リスクを減らす工夫と、残るリスクの両方を、正直に書いてみます。
分散には4つの軸がある
| 軸 | 分け方の例 | ねらい |
|---|---|---|
| 案件数 | 1つに集中せず、複数に分ける | 1件の問題の影響を小さくする |
| 運営会社 | 複数の会社を使う | 会社ごとの事情の影響を分散 |
| 物件の種類 | 住居・商業・ホテルなど | 需要の変動の影響を分散 |
| 期間 | 短期・長期を混ぜる | 資金を戻せる時期をずらす |

全部をやる必要はありません。できるところから、少しずつ試すのが私のスタイルです。
少額だからこそできる分散
1万円からできる案件なら、10万円でも10案件に分けられます。ここが、一棟の物件を買う不動産投資とは、大きく違う点です。
| 比較 | 現物の不動産 | クラウドファンディング |
|---|---|---|
| 最低投資額 | 数百万円〜 | 1万円程度から(案件による) |
| 分散のしやすさ | 資金が大きくなりやすく難しい | 少額で複数に分けやすい |
| 換金のしやすさ | 売却に時間がかかる | 運用期間中は原則換金できない |
少額で分けやすい反面、運用期間中は資金が戻ってこない点には、注意してください。
私が決めている、自分のルール
私は、投資額の上限を、生活費とは別の余裕資金の範囲に決めています。そのうえで、1つの案件に出す金額を、全体の一部までにしています。
- 1案件の上限を決めておく
- 同じ運営会社に偏らせない
- 運用期間が重ならないようにずらす
- 物件の種類を1つに絞らない
何割までと決めるかは、人によって違います。自分が眠れなくならない範囲を目安にしてください。
分散しても残るリスク
分散は、リスクをなくす方法ではありません。たとえば、景気全体が悪くなると、複数の案件が同時に影響を受けることもあります。
不動産クラウドファンディングは、元本が保証されているわけではありません。優先劣後の仕組みがある案件でも、元本割れの可能性はあります。
仕組みは優先劣後構造とは、投資前の確認は案件ページの読み方に整理しています。
仮の例で考える、分け方のイメージ
数字はすべて説明用の仮定です。余裕資金が10万円あるとして、次のように分ける方法があります。
| 案件 | 金額(仮) | 種類(仮) | 期間(仮) |
|---|---|---|---|
| A | 2万円 | 住居 | 6か月 |
| B | 2万円 | 商業施設 | 12か月 |
| C | 2万円 | ホテル | 12か月 |
| D | 2万円 | 住居(別の運営会社) | 6か月 |
| E | 2万円 | ヘルスケア施設 | 18か月 |
このように、種類・運営会社・期間をずらすと、同じ時期に全部の資金が動かなくなる状況を避けやすくなります。
ただし、これで損をしなくなるわけではありません。案件ごとにリスクの内容は違うため、必ず募集ページの説明を読んでください。
分散のしすぎにも気をつけたい
分散は大事ですが、案件を増やしすぎると、管理が大変になります。募集ページを読む時間が足りなくなり、内容を確認しないまま出資してしまう、という本末転倒も起きかねません。
私は、自分が内容を説明できる数の案件までに、とどめるようにしています。
- 案件ごとの運用期間と償還予定日を、表にまとめておく
- 分配金の入金日を、カレンダーに記録する
- 運営会社からのお知らせメールは、必ず目を通す
少数でも、中身を理解して持つことのほうが、私には大切に思えます。
案件を選ぶときの、最低限のチェック
- 運営会社が、必要な許可・登録を受けているか
- 物件の所在地、種類、賃料収入の見込みの説明があるか
- 運用期間と、償還の条件が明記されているか
- リスクの説明が、メリットと同じくらい丁寧か
許可の確認は不動産特定共同事業の許可の記事も参考になります。
よくある疑問
Q:何案件に分ければ安心ですか?
A:決まった数はありません。1案件の金額を小さくし、運営会社や期間も分けるなど、複数の軸で考えてみてください。
Q:同じ運営会社の案件ばかりでも分散になりますか?
A:物件が違えば分散にはなりますが、運営会社の事情の影響は受けます。会社も分けると、より分散しやすくなります。
Q:分散すれば元本割れしませんか?
A:しないとは言えません。分散はリスクを小さくする工夫であり、損失を防ぐ保証ではありません。
Q:少額でも分散投資は意味がありますか?
A:少額でも、案件や運営会社を分けることで、1つの問題の影響を小さくしやすくなります。ただし損失を防ぐ保証ではありません。
まとめ
不動産クラウドファンディングの分散には、案件数・運営会社・物件の種類・期間という4つの軸があります。
少額から複数の案件に分けられる点は魅力ですが、運用期間中は原則換金できません。
分散しても元本割れの可能性は残ります。余裕資金の範囲で、無理のない金額から考えてみてください。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買や投資判断を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任において行ってください。