全く英語が話せなかった私が外国で英語で商談をしたり商売ができるまでになったということをお話しします。
目次
外国で仕事をするようになり始めて感じて焦った私
私が海外に赴任することが決まったのは20代の終盤です。
それまでは日本で営業をしていた私は当然日本人相手に商談をし日本の企業を相手に営業をする日々でした。
営業成績は良かったと思います。
例えば月の売り上げ目標が1,000万円だとすると、よっぽどのことがない限り1,100~1,200万円は売り上げていた、つまり目標の110~120%くらいは売り上げていた。そんなイメージです。
要因は既存顧客への積極的な提案と新規顧客の開拓です。
私は食品系の会社、調味料の会社で営業をしていたので季節に合わせたメニュー提案などを主にしていました。このようなメニュー提案を考えることは好きで得意でした。また人当たりもよかったのです。自分でいうのもはばかれはするのですがお得意様にはかわいがってもらえたと思いますしある程度信頼もされていたと思います。
日々の仕事は順調でしたが、大学生の時から持っていた思いは頭の片隅にありました。
英語がしゃべれるようになりたいなぁ
おそらく多くの人がこう考えて英語の勉強をして、習得していくのだろうと思います。
しかし、明確な目標もなかった私は「英語が喋りたい!」と考えているだけで具体的に動き出すことはしませんでした。
英語が喋れるようになりたい!英語を身につけるためにはどうしたらいい!?
社会人になっても私は英語がしゃべりたいとなんとなく考えていたと思います。
しかし日々の仕事の忙しさと、英語を喋れたらこういうことがしたいという目的がなく依然なんとなく考えていた私を動かす崇高なモチベーションは存在しませんでした。
英語を身につけるために教材を買いました!そして早くも、、、
社会人になってしばらくしてからのことです。家で字幕の洋画を観ていた時にふと考えました。
洋画を字幕なしで観れたらめちゃくちゃカッコいいじゃん!もてるかも
初めて英語を喋れるように、身につけたいと思い行動を起こしたモチベーションはこれです。
私は本当にやりたいと思うとすぐ動いちゃうタイプなので英語を身につけるにはどうしたらいいか調べていました。
本気でやるのであれば教室に通うなどの積極的手段を取ったと思うのですがいま思えばそんなに本気でもなかったのでしょう。
私は極力楽をしながら英語を喋ることができるようになりたい。つまりほぼ受動的に英語を身につけたい!
教材の選択の優先度がこのポイントでした。
その時に出会った教材に心を奪われ即購入を決めました。
聞き流すだけで・・・!という夢のような教材!
分割払いを選択したので月々の支払いは数千円でしたが総額にすると結構高くつくなぁという値段です。
ともあれお金の払い込も始まり手続き完了です。これで英語を喋ることができるようになる。そう考えていました。
初回の教材が届き心を躍らせ浴びるように英語のレッスンを聞きました。日常会話編、ビジネス編、旅行編などなど。
1日何分聞けばOK!という量の5倍くらいの時間英語を浴び続けました。
2~3か月たったころ、、、
やべぇ、ぜんぜんわかんねえ
テキストをみながら聞けばもちろん言ってることは分かるのですが、聞くだけだといつまでたっても一向に聞くことができるようにはなりません。
補助輪をいつまでもつけながら自転車に乗っている状態です。
そうなると私のよくない癖が発動します。
私は飽き性で、根気がないんです
これでこの先一年以上教材の封を開けぬまま、月々の月謝を振り込む日々の始まりです。
英語を身につけたいと教材を買った私。ですがその時の私ではどのような手段を取っても無駄だった可能性が高い
私が最初に購入した教材もしっかりした手順、ちゃんとした目的があれば有効な教材であったと思います。
しかし、その時の私は、、、
・飽き性で根気がない
・そもそもの志が低い
・本気じゃない
というドロップアウトする条件のバーゲンセールのような状態だったので続くわけがないんです。
ここで「本気じゃない」と書きましたが、別に英語を身につけたかったとしても本気である必要もないと思っています。
英語を身につけるために必要なこと
それは環境を手に入れること、その環境に身を置くことです
その環境とは自分が英語を喋ることができる環境です。
自分の頭で考えてその考えを自分の口から英語で喋る、それが相手に伝わる。
その体験こそが英語を身につけるための早道だと思います。
私の場合は若干特殊な状況でしたがその環境に身を置かざるを得ない状況になりました。
いま思うとそれもラッキーだったのかも知れません。
英語を身につけなければならなくなりました!その状況ってどんな状況!?
教材を買って勉強はしたものの英語を身につけることに失敗した私。当然ながら映画を字幕なしで見る事ができないのはもちろん喋ることなど夢のまた夢です。
すでに英語を喋ることができるようになりたいと考えることもなかったような気がします。
ある時沸いて降ってきた新事業の命令!
結果的にはこの出来事が私を英語が喋れることができるようにしてくれたと言えます。
ある日、営業の部屋に社長が入ってきました。
社長が私に一言いいました。
その時の様子はここに書いてあります。
転機は海外勤務。うまくいく事に比べうまくいかない事の方が多い日々はこちら!
その前に先にいまの状況を言ってしまいます。
【私の状況は】
①転職している(同じ食品業界)
②英語での外国人との電話のやり取り、商談などはできる。専門分野などは辞書引かないと無理
③TOIEC700点以上800点いかない
①に関してはステップアップなどというカッコいい転職ではなく体を壊しての転職です。
②に関しては試験のスコアなど関係なく日常での生活上の感覚です
③に関してはおそらく「えっ、こんなもん?偉そうに語ってるくせに、、、」と思われるかもしれません。いまの時代SNSなど見てもTOIEC満点や900点越えの方がたくさんいる中で低いと思われるかも知れません。私のスコアはこんなものです。英検も受けていません。
これがリアルタイムの、今の私の状況です。
社長から言われたぞ!新事業の命令!
内勤をしていた私に部屋に入ってきた社長が一言、、、。
今月のどこかで海外に行こうと思うんだけどついてきてくれる?
この一言により海外出張激増の上、のちの海外単身赴任が決まりました。
続きのこちらの記事でマレーシアの仕事の流れと英語を身につかなければならなかった理由などを述べていきます。
つづき
マレーシアでの仕事を始めました。順風満帆にはいきません