NISA・iDeCo・つみたて投資

NISAでも「スイッチング」はできる?iDeCoとの違いを調べてみた話

こんにちは、まゆです。iDeCoの運用商品を見直していたとき「スイッチング」という言葉に出会いました。そのとき「じゃあNISAでも同じように商品を入れ替えられるの?」とふと疑問に思ったのが今回のきっかけです。

結論、NISAに「スイッチング」という仕組みはありません

iDeCoのスイッチングは、保有している商品を売って別の商品に入れ替えても、非課税のまま資産を移し替えられる仕組みです。一方でNISAには、こうした「非課税のままの商品入れ替え」という機能自体がありません。

NISAで商品を売却すると、その非課税枠はいったん手放す形になります。別の商品を買うときは、年間の非課税投資枠の中で新たに枠を使って買い直す、という扱いになります。

なぜ違いが生まれるのか、調べて感じたこと

iDeCoは「老後資金を育てる専用の器」という性質が強く、口座の中で自由に商品を入れ替えられるよう設計されています。一方NISAは「毎年決まった非課税枠を使って投資する」制度なので、枠の管理が前提にあります。

NISAでも「スイッチング」はできる?iDeCoとの違いに関連するイメージ写真

私は最初、この違いを知らずに「NISAも気軽に商品を変えられるはず」と思い込んでいました。実際に調べてみると、売却すれば非課税枠自体は翌年以降に復活するものの、その年のうちに同じ枠をもう一度使うことはできないとわかり、少し驚きました。

特に新NISAでは、売却した分の非課税枠は「翌年以降」に復活する仕組みです。今年使った枠を今年中に売って入れ替える、という発想はそもそも成り立たないので注意が必要です。

実際にどう考えて商品を選べばいいか

iDeCoのようにこまめな入れ替えができない以上、NISAでは最初の商品選びがより重要になります。私自身、つみたて投資枠では世界株式のインデックスファンドを選び、途中で大きく方針を変えないと決めています。

どうしても商品を変えたい場合は、保有分をそのまま残しつつ、新しく積み立てる分だけ別の商品に振り向ける、という方法もあります。無理に売却せず、今ある非課税枠を大切に使うという考え方です。

項目 iDeCo NISA
商品の入れ替え スイッチングで非課税のまま可能 非課税のままの入れ替えは不可
売却後の枠 枠という概念がない 翌年以降に非課税枠が復活
向いている考え方 こまめな資産配分の調整 最初の商品選びを重視

私が商品選びで実践している「決めたら動かない」ルール

私はNISAの商品を選ぶとき、最初に3つくらいの候補に絞り込み、1週間くらい寝かせてから最終決定するようにしています。勢いで決めると、あとで「やっぱり違った」と入れ替えたくなることが多いと気づいたからです。

一度決めた後は、値動きのニュースを見ても基本的に方針を変えないと自分の中で決めています。スイッチングができない制度だからこそ、最初の判断に時間をかける価値があると感じています。

夫とも「よほどのことがない限り、2人とも同じ商品を5年は見続ける」と話し合いました。入れ替えたい気持ちが出たときほど、一度立ち止まる時間が大事だと思っています。

よくある疑問

Q. NISAで一度売った商品はもう買えないの?
買うこと自体は可能です。ただしその年の非課税枠が残っていない場合は、翌年の新しい枠を使って買い直す形になります。

Q. 商品を選び直したくなったらどうすればいい?
保有分を無理に売却せず、新しく積み立てる分だけ別の商品に変える方法もあります。焦って売却する前に、他の選択肢がないか考えてみることをおすすめします。

Q. 成長投資枠とつみたて投資枠でルールは違う?
どちらも「売却すれば枠が翌年以降に復活する」という基本ルールは共通です。商品を入れ替えたいときはどちらの枠を使っているか確認しておくと安心です。

Q. iDeCoのスイッチングの仕組みも知りたい
投信残高ポイントの仕組みと合わせて、iDeCoの運用商品、あとから変更できる?スイッチングの仕組みを調べてみた話で詳しく整理しています。

Q. 新NISAになってから枠の復活ルールは変わった?
新NISAでは、売却した翌年に簿価(購入時の金額)ベースで非課税枠が復活する仕組みが導入されました。旧NISAにはなかった考え方なので、違いとして覚えておくとよいでしょう。

相場が動いたときの自分への声かけ

値動きが大きいニュースを見ると、つい「今のうちに売った方がいいのでは」と不安になることがあります。そんなとき私は「スイッチングができない制度なんだから、慌てて動いても損するだけ」と自分に言い聞かせるようにしています。

短期的な値動きに振り回されず、最初に決めた方針を淡々と続ける。これができるようになったのも、NISAとiDeCoの仕組みの違いを理解してからだと感じています。

夫婦で同じ理解を共有しておくと、どちらかが不安になったときにもう一方が落ち着いて話せるので、心強い支えになっています。

まとめ

NISAとiDeCoは同じ非課税制度でも、商品の入れ替えやすさという点では性質が大きく違います。「あとから自由に変えられるはず」と思い込まず、最初の商品選びを丁寧にすること。これが私の学びでした。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買や投資判断を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任において行ってください。

-NISA・iDeCo・つみたて投資