こんにちは、ヒロです。
結論

AI動画生成で思い通りの映像を作るコツは、「何を映すか」だけでなく「どんな順番で、誰に向けて伝えるか」までプロンプトに含めることです。漠然とした指示では期待とズレた映像が出てきますが、営業資料と同じ発想でシナリオを組み立てると、AIが意図を汲み取りやすくなります。今回は営業職の自分が、提案資料をAIで動画化してみた実体験をもとに紹介します。
なぜプロンプトの組み立て方が重要なのか
最初にAI動画生成を試したとき、自分は「新商品の紹介動画を作って」という程度の指示しか出していませんでした。結果、雰囲気は悪くないものの、伝えたいポイントがぼやけた映像になってしまいました。理由を考えてみると、これは営業のプレゼンで「とりあえず良い商品です」とだけ話しているのと同じで、相手(この場合はAI)に何をどう伝えるかの設計が足りていなかったのです。
AIは指示された情報の中から映像を組み立てるため、対象・課題・解決策・行動喚起という流れを言葉にして渡すと、まとまりのある構成になりやすいと感じました。営業資料を作るときの流れとほとんど同じだと気づいてから、プロンプトの精度が一気に上がりました。
実際にやってみた具体例
実際に取引先向けの提案資料を動画化した際は、まず「対象は中小企業の経営者」「課題は業務の属人化」「解決策は自社サービスの導入」「最後に問い合わせへの行動喚起」という4つの要素を箇条書きでプロンプトに入れました。すると、AIが自然な流れでシーンを構成してくれて、修正のやり取りも1〜2回で済みました。
一方で、最初に色や雰囲気だけを指定していた頃は、何度出力しても「なんとなく違う」映像になり、修正のたびに時間を無駄にしていました。この失敗から学んだのは、見た目の指示は後回しにして、まず伝えたい内容の骨格を固めることの大切さです。
また、専門用語を入れすぎるとAIが誤解して不自然な映像になることもわかりました。取引先向けの説明でも、あえて平易な言葉に置き換えてプロンプトを書くようにしたところ、映像の完成度が安定しました。実際にこの動画を商談で見せたところ、口頭説明だけのときより反応が良く、上司からも「わかりやすい」と言われたのが素直に嬉しかったです。
失敗から学んだ細かい調整のコツ
プロンプトの骨格を固めた後も、細かい部分で試行錯誤がありました。特に苦労したのは尺の調整です。伝えたい情報を全部詰め込もうとすると、1つのシーンが長くなりすぎて間延びした印象になってしまいました。そこで、1シーンで伝える情報は1つだけに絞り、テンポよく場面を切り替えるようにプロンプトを書き直しました。
また、字幕やナレーションの文字数もAIに具体的な上限を指定するようにしています。指定しないと説明的な長文になりがちで、映像を見る側からすると情報過多に感じられることが多かったからです。営業資料と同じで、「削ぎ落とす勇気」が動画にも必要なのだと実感しました。こうした細かい調整を重ねることで、最初の頃より格段に見やすい資料動画を作れるようになっています。
チームに展開してみてわかったこと
自分なりのプロンプトの型ができてきたので、試しにチームメンバーにも共有してみました。すると、同じ型を使っても人によって出力の質にばらつきが出ることに気づきました。原因を探ってみると、対象・課題・解決策の書き方が抽象的なままの人ほど、AIの出力もぼんやりしたものになる傾向がありました。
そこで、チーム内では実際の商談メモを例に出しながら、具体的な数字や固有名詞をできるだけ入れることを共有するようにしました。この工夫を加えてから、チーム全体で作る資料動画のクオリティが底上げされたのを感じています。個人の工夫がチームの資産になっていく過程は、想像していなかった副産物でした。
今後は、動画だけでなく音声のみのプレゼン資料など、他の形式にもこの型を応用してみたいと考えています。営業資料の作り方という一つの型を身につけたことで、AIに頼れる範囲がどんどん広がっていく感覚があります。最初は難しく感じていたプロンプト作成も、慣れてしまえば資料作成の延長線上にある作業だと今は実感しています。同じように営業資料の効率化に悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
営業資料の作成に苦手意識を持つ人ほど、動画という新しい表現方法を取り入れることで、意外な突破口が見つかるかもしれません。自分自身、文章だけの資料作りに限界を感じていたところにAI動画生成という選択肢が加わり、提案の幅がぐっと広がった実感があります。
資料動画を作る作業を通じて、自分の中で「伝えることは削ること」という感覚がより強くなりました。この感覚は動画だけでなく、日々のメールや口頭での説明にも活きています。
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まとめ
AI動画生成で満足のいく仕上がりにするには、対象・課題・解決策・行動喚起という営業資料の流れをそのままプロンプトに落とし込むのがコツです。見た目の指示は後回しにして、まず内容の骨格を固めることを意識してみてください。AIツールを使い分けながら業務効率化を進めたい人には、複数のAIをまとめて使えるサービスも参考になるはずです。