こんにちは、ヒロです。
日本語の「すみません」は本当に万能ですよね。呼びかけにも、お礼にも、謝罪にも使えます。ところが英語では、場面によって言葉を使い分ける必要があります。
海外赴任したばかりの頃、私は何でも「Sorry」で済ませていました。店員さんに声をかけるときも「Sorry」。すると、相手が少し困った顔をするんです。「なぜ謝っているの?」と思われていたんですね。
結論から言うと、これから相手の手を止める・声をかけるならExcuse me、すでに迷惑をかけてしまった後ならSorryです。この記事では、場面別の一覧表と、ビジネスでも使える言い方をまとめます。
Excuse meとSorryの違いは「迷惑の前か後か」
まずは基本の違いを押さえましょう。ポイントはタイミングです。
| 表現 | 気持ち | タイミング |
|---|---|---|
| Excuse me | ちょっと失礼します(予告) | 相手に何かをお願いする前 |
| I'm sorry | ごめんなさい(謝罪・同情) | 迷惑をかけた後、悲しい話を聞いたとき |
| Pardon? | もう一度お願いします(丁寧) | 聞き取れなかったとき |
Excuse meは「これから少しご迷惑をおかけします」という前置き。Sorryは「迷惑をかけてしまいました」という謝罪。この「前か後か」だけ覚えておけば、大きく外すことはありません。
場面別「すみません」の英語一覧
よくある場面ごとに、どちらを使うかを表にしました。迷ったときはここを見返してください。
| 場面 | 英語 | ひとこと解説 |
|---|---|---|
| 知らない人に道を聞く | Excuse me, do you know where the station is? | 声をかける前置き |
| 人混みで前を通りたい | Excuse me, can I get through? | 通してもらう前に |
| 店員さんを呼ぶ | Excuse me! | 呼びかけはSorryではなくこちら |
| 席を外す | Excuse me for a moment. | 会議中にも使える |
| 人にぶつかった | Oh, sorry! | 迷惑をかけた後 |
| 約束に遅れた | I'm sorry I'm late. | 謝罪 |
| 悲しい知らせを聞いた | I'm sorry to hear that. | 謝罪ではなく同情 |
| 聞き取れなかった | Sorry? / Excuse me? / Pardon? | 語尾を上げて聞き返す |

日本人がやりがちな「すみません」の間違い
日本語の感覚で「すみません、これはいくらですか?」を訳すと、つい「Sorry, how much is this?」と言いたくなります。でも英語では「Excuse me, how much is this?」が自然です。
声をかけるたびにSorryを使うと、相手は「何か悪いことをしたのかな」と身構えてしまいます。私もこれで、何度か微妙な空気を作ってしまいました。
逆に、ぶつかったときに「Excuse me」と言うのは、間違いではありませんが少し軽く聞こえることがあります。相手に実害があったときは、素直に「I'm sorry」と言うのが誠実です。
「すみません(ありがとう)」はThank youで
日本語では、ドアを押さえてもらったときにも「すみません」と言いますよね。でもこれは感謝の気持ち。英語では「Thank you」が正解です。
ここで「Sorry」と言ってしまうと、相手は「謝らなくていいのに」と感じます。感謝の「すみません」は、Thank youに置き換える。これだけで英語がぐっと自然になります。
ビジネスで使える丁寧な「すみません」

仕事の場面では、もう一段丁寧な言い方を覚えておくと安心です。私が海外の取引先とのやり取りで実際に使っていた表現を紹介します。
| 場面 | 丁寧な言い方 |
|---|---|
| 会議中に話を遮る | Sorry to interrupt, but... |
| メールで返信が遅れた | I apologize for the delayed response. |
| 手間をかけさせる | Sorry for the trouble. / Thank you for your patience. |
| 相手を呼び止める | Excuse me, do you have a minute? |
特に「Sorry to interrupt」は、会議で発言したいときの必須フレーズでした。いきなり話し出すより、ひとこと添えるだけで場の空気がやわらかくなります。
英文メールでの丁寧な表現は、ビジネス英語メールの丁寧な断り方フレーズ集にもまとめています。
私が使い分けを身につけた練習法
頭でわかっていても、とっさの場面では口から出てきません。私が効果を感じたのは、1日の中で「すみません」と言った場面を思い出して、英語に置き換えてみる練習でした。
寝る前の3分で「今日はコンビニで2回Excuse me、電車で1回Sorry」と振り返るだけ。1週間もすると、使い分けが自然に口から出るようになりました。
AIを相手にロールプレイするのも効果的です。ChatGPTに「店員と客の会話を練習したい」と頼めば、何度でも付き合ってくれます。ChatGPTとオンライン英会話を組み合わせた学習法もあわせてどうぞ。
英語の「すみません」に関するよくある質問
Q. Excuse meとSorryの両方が使える場面はありますか?
聞き返すときは、Excuse me?もSorry?も使えます。どちらも語尾を上げて言えばOKです。イギリスではSorry?、アメリカではExcuse me?がよく使われる傾向があります。
Q. Pardonはどんなときに使いますか?
Pardon?は聞き取れなかったときの丁寧な聞き返しです。Excuse me?より少しかしこまった響きがあるので、目上の人やビジネスの場面に向いています。
Q. Excuse meを謝罪に使うのは間違いですか?
軽くぶつかったときなどに使う人もいますが、相手に実害があった場合は「I'm sorry」の方が誠意が伝わります。迷ったら、迷惑の「前」か「後」かで判断してみてください。
まとめ:「すみません」の英語は迷惑の前か後かで選ぶ
英語の「すみません」は、これから声をかける・お願いするならExcuse me、迷惑をかけてしまった後ならI'm sorry、感謝ならThank youと使い分けます。
最初は私のようにSorryばかり使ってしまうかもしれません。でも、この3つを意識するだけで、英語のコミュニケーションはぐっと自然になります。今日の「すみません」を、ひとつ英語に置き換えるところから始めてみてくださいね。